実践報告とは何かの理解

実践報告と研究報告を大きく大雑把に分けるとすると、実践報告とは総じて結果論などといわれる、何かの事象をベースとして、その結果を単純に示したものを指しているといえます。対して、研究報告は何かの事象に対して、因果関係や相関関係などを解読し、新たに示される事実や事象が提示されたものといえます。しかしながら実践報告と研究報告は重なるところも多くあるといえます。必ずしも、この報告は実践報告、あの報告は研究報告と分類ができない一面もあります。
よりひも解いて説明をすると、研究報告はある特定の課題の検証をするために、先行した研究にだけではなく、その事象にそった適切な研究手法を用いて実験を試行錯誤を繰り返しなが進めて行く形が一般的といえます。そしてその結果を報告するものが、研究報告といえます。実践報告は名前のとおり、実践をしてみてその結果についての結果を報告するものをさします。つまり研究が先ではなく授業などの事象が先にあって、その結果の検証報告するものです。しかしながら研究報告の実験も、実際には授業などで起こりえますし、実践する授業も、予め用意をされた既に既に発表されている研究や実践報告をベースとして違った実践方法を試してみるという事も多々ありますので、研究の要素があることが往々にして有り得ます。
またそれは論文と実践報告や研究ノートといわれる違いにもよく似ているといえます。論文では、何か問題に対して課題解決をしたい意向があったとして、ケースの分析やリサーチ等を行い、確証を持った上で改善の提案など条件の提示をすることで課題に対する解決策を理論で提案するものです。対して実践報告や研究ノートと言われるものは、実際にやってみてのデータ収集がまず最初にあり、そのデータ収集からたてたその人物の仮説や推測が精度があり確実なものであるかを証明するものといえます。つまり、理論などではなく実践や実証をその名のとおり実際に行って検証していくものを指します。

